オーストリア音楽協会 (AMA)

Mozart memorial, Vienna
source: pixabay

音楽を愛する皆様へ

音楽の都「ウィーン」---かつて多くの楽聖たちが息づいたこの地には、欧州で生まれ脈々と受け継がれている本当の音楽があります。「オーストリア音楽協会」は1977年に創立以来、正統的に継承される「音楽」を広く日本に振興することを目的とし、オーストリア・グラーツ国立音楽大学ピアノ科教授の李清氏を中心に日本とオーストリアの音楽交流の架け橋となるよう様々な活動を行っております。ジョイントコンサートを始め、李先生の公開講座及び皆さんの為のステージ練習など、皆さんに勉強していく上に必要な事を定期的に行っております。音楽を愛するみなさま、ふるってご参加、ご入会ください。

 

李 清

1942年東京に生まれる。日本では属 澄江氏に師事。 1960年毎日新聞・NHK共催毎日学生コンクール高校の部全国第一位入賞。 ’62年ウィーンアカデミーに留学。 ピアノをサイデルホーファー教授、作曲をアイネム教授に師事。 ’65年ウィーンにてR.シュテパノウコンクール1位入賞。 ’69年にピアノ科を優等で卒業。 ’71年に室内楽科を優等で卒業。ヨーロッパ、アメリカ、日本地世界各地で演奏活動を続ける。 レコード,CD,等も録音、著書「ウィーンと私」「音楽大使国境を越えて」など。 パンムジカ・オーストリア音楽振興会会長。 オーストリア音楽協会会長。 「ウィーン音楽コンクール イン ジャパン」「ウィーンピアニストコンクール」主唱者。 ’95年その音楽活動における功績に対し、ウィーン州より「金功労賞」、また ’97年にはオーストリア政府より「オーストリア科学・芸術功労十字章」を叙勲。

オーストリア・グラーツ国立音楽大学ピアノ本科元教授。著書及びCDはオーストリア音楽協会にて入手可能

 

李 先生からのメッセージ

私のホームページにようこそ!

Panmusica Austria
Masterclass with Professor Chung Lee

私がオーストリアへ来てから、50年余りが過ぎました。 私はウィーン音大を卒業後、オーストリアの第2の都市グラーツの国立音大ピアノ本科で長年色々な国の学生を教えて来ました。 先ずは基本的な事を教えて、将来私の元を離れても自立して行けるように育てて来ました。 又年に何度も日本へ行き、各地で幅広い年齢層の生徒たちにレッスンをして来ましたが、その生徒達の中にはグラーツに留学した生徒たちも沢山います。
皆さんは、まだ音大でピアノを勉学中、或いは音大をすでに卒業した方など年令も様々だと思います。 貴方は例えばトリルを上から弾きますか、それとも主音から弾きますか? 原典版の楽譜でバッハを弾く時、音符しか書いてない曲をどの様に弾きますか? あなたは正しい答えを、或は知識を持っていますか? それらの答えを知らない人達は沢山います。 今上げた例は一例に過ぎません。 ウィーンに受け継がれてきたウィーン楽派の伝統。 その音楽の流れを知ってこそ、貴方は本物のモーツァルトやシューベルトに近づけるのです。 そして色々大事な基本的な事を知る必要があります。 貴方さえ望めば私からそれらを日本にいても学べるのです。 今、日本で勉強している人達の中には、もっと新しい知識を学びたい、或いはこれ迄の勉強で良いのだろうか、と言う疑問や悩みを持っている人がきっといると思います。 そのような悩みを持っている方、もっと違う勉強(レッスン)をしたい方、これから留学したいと希望している方はどうぞメールを下さい。 私の元で大事な基本と正しいウィーンの伝統を学びませんか? きっと新しい道が開けるでしょう。 ピアノの道はまだまだ長い道のりです。 今からでも遅くはありません。 お待ちしています。

 

オーストリアの風景から

 

オーストリア音楽留学について

オーストリアにはウィーン、グラーツ、サルツブルグの三都市に国立音楽大学があります。これ以外に州立の音楽学校(コンセルヴァトリウム)やウィーンには私立の音楽学校もあります。最近は東洋からの留学生が更に多くなり、そちらに入学するケースも多くなったようです。近年の国立音楽大学改革により、それぞれの大学は独自の内容を持つようになりました。各音楽大学はホームページを持っており、詳しい事はそちらを参照されると良いでしょう。

各大学とも2学期制で、新学期(前期)は10月から1月末まで、後期は3月から6月末までです。入学試験の時期はグラーツ音大に例をとってみれば、3月、6月、10月となっています。1学期の授業料は現在約10万円で、入学金や設備費などは一切かかりません。後進国とされている国からの留学生は授業料が免除されます。例えばアジアで言えば、北朝鮮籍、中国籍等です。
ピアノ本科で例を取れば、15歳から入学できますが、その位の年齢の場合には準備科に入るケースが多いです。高校を卒業して来た場合は本科(大人)の入学試験を受けます。中学卒でも準備科に入学して、本科の先生に付く事は可能です。
日本の入学試験と異なり、受験者の年齢の開きには10歳くらいあることもあり、受験者の国籍も10ヶ国に及ぶ事もあります。年齢は一般的に低い方が有利です。改革された制度では、学士課程、修士課程、すでに卒業している人の為の1年のコースがあります。近隣諸国や日本の音大を卒業した、かなり弾ける人でも入試に合格しないケースが時々あります。審査の視点は、年齢相応で音楽性が豊かで、伸びる可能性が十分あるか等で、少々のミスはあまり問題にはしません。
日本の音大受験では受験する音大の先生の元に数年通って準備するようですが、グラーツ音大の入試に立ち会っていると、こちらの先生の元で準備をすれば入れただろうに、と思える事もしばしばです。高校を卒業して留学する人も多く、最近では中国からのそのような留学生が多くなりました。

 

連絡先

 

AMAへの入会ご案内、レッスン及びコンサート、留学のお問い合わせ先:
パンムジカ・ジャパン ミツクリ まで

Tel. 0467-86-0449
Fax. 0467-86-6664

李 清 Prof. Chung Lee
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Gumpendorfer Strasse 56/5
1060 Vienna, Austria
Tel. +43-1-913-0603